SNS集客の成果をデータで可視化!効果分析と担当者評価のためのセグメント作成【Googleアナリティクス4】

プログラミング

こんにちは、カヨです。

今回のお題は、
【アナリティクス / セグメント設定】
SNS流入+予約リンククリック セグメントを作成する方法

SNSを使った集客を始めたので、その効果がどれくらいあるのかが気になっていました。せっかく投稿を頑張ってくれている人がどれだけ売上や予約に貢献しているかを見える化して、会社の中でもその価値をちゃんと知ってもらいたかったのです。また、投稿している人たちのやる気や評価につながればいいなとも思いました。

そこで、SNSから来たお客さんが予約リンクをクリックしているセッションを調べるために、このセグメントを作ることにしました。これでSNSの活動がどれだけ効果を出しているかを確認して、次の施策につなげられるようにしていきたいです。

 

 

こんな方に読んでいただきたいと思っています!


自分たちが行っている投稿やキャンペーンがどれくらい会社に貢献しているかを知りたい人
SNSを活用した集客施策が実際に売上や予約に結びついているかを確認したい人

✔︎
SNS施策がビジネスにどれだけ効果を出しているのかを把握し、全体のマーケティング戦略を評価・改善したい人

✔︎SNS流入のデータを基に、売上や予約への貢献度を明確にするための分析を行う人
セグメント作成を通じて、効果的なデータ可視化の方法を模索している人

 

 

 

目的と概要

  • 目的 : SNS投稿や広告がどれだけ売上や予約に貢献しているかを明らかにし、その価値を認識してもらうこと。
  • 概要 :SNSから流入し、予約リンクをクリックしたセッションを特定し、SNSがどのくらい集客や売り上げに貢献しているかを分析する

昔ながらの経営者がトップにいたり、上司がSNSマーケティングに興味がないとどうしてもSNSなどの広報活動を軽視しがちだと感じています。そんな中、実際にGoogleアナリティクスを通して結果を数値化し見えるようにすることを考えました。

 

 

 

必要な前提

  • 事前設定が必要なイベント: 予約ボタンクリック(reservation_click)イベント
    • 引用: イベントの設定方法はこちらガイドをご参照ください。

 

 

 

セグメントの条件設定

  • 条件 1: SNS流入

    • 設定:
      • ディメンション: セッションの手動メディア
      • 条件: 正規表現 social に一致
      • 補足: SNS流入をトラッキングするための正規表現を設定します。
    • SNSでの設定:
      • SNSに貼るURLに事前にパラメータを設定していること

    条件 2: 予約リンククリック

    • 設定:
      • イベント名: reservation_click
      • 補足: このイベントが、Googleタグマネージャー(GTM)またはGA4で事前に設定されている必要があります。

    論理条件: AND

    • 条件1(SNS流入)かつ条件2(予約リンククリック)のセッションを対象。

 

このセグメント設定は個々の状況でかなり異なりますので了承ください。その時々に知りたいことが何なのかしっかりと解像度を上げるこそが条件設定を明確にすることにつながります。

 

 

 

セグメント作成手順

    管理ボタンをクリック

     

     

    プロパティ設定のデータ表示>セグメント>新しいセグメント

     

     

    セッションセグメント

     

     

    条件のスコープ指定>同じセッション内

     

     

    ・「SNS流入 + 予約リンククリック」の部分にセグメント名
    ・セッションの手動メディア>次の正規表現に一致>social
    ・イベント設定>reservation_click>保存

     

    セグメント設定完了!
    セグメントの一覧に設定したものが並んでるか確認する

     

     

     

    活用方法と応用例

    • 活用例 1: SNSごとの比較

      • 方法:
        • セグメント条件にさらに詳細な流入元を追加(例: Instagram、Facebook)。
        • 各SNSの予約リンククリック率を比較。
      • 分析のメリット:
        • 効果的なSNSプラットフォームを特定し、予算を最適化。

      活用例 2: コンバージョン分析

      • 方法:
        • 予約リンククリック後に「予約完了」イベント(例: purchase)を条件に追加。
        • SNS流入から予約完了に至った割合を分析。
      • 分析のメリット:
        • 予約までの行動フローを把握し、ボトルネックを特定。

    さらに活用例のような分析を進めていきたい。SNSからの流入数を増やすことに成功したら、活用例1のSNSの詳細を絞ってどこからの流入が多いか調べる。活用例2のコンバージョン分析は完了ボタンのイベントを計測できれば良かったが、外部サービス内に完了ボタンがあることから自社内ボタンでのイベント設定になったのでこの件は一旦このままの設定で行こうと考えている。

     

     

     

    注意点

    • SNS流入の定義:
      • socialという手動メディアが正しく設定されているか確認。
    • イベントのトラッキング確認:
      • 自分で作成したeservation_click)イベントが正常に記録されていることを事前に確認。
    • 正規表現の更新:
      • 流入元が追加された場合は、正規表現を更新する。

     

     

     

    その他

    設定完了後すぐは計測できないと思いセグメントの設定に成功したと思っていたが、右端の「サマリー」が全くカウントし始めなかったのに気づいた。設定が成功しているかはきちんと確認しないといけないと思い、条件1つ1つのを確認し自分で計測されるサンプルのイベントと流入を行った。
    条件が複雑になればなるほどに正しく計測されているかが判断されにくくなるが、計測数値がでるはずのセグメントを作成しているので全くサマリーが動かなかった場合は再確認必須だと思う。そうでなくてもイベントのデバッグテストは行おう。

     

     

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